お産が怖いあなたへ-陣痛乗り越えよう!編-

出産
助産師たま
助産師たま

皆さんこんにちは、助産師たまです☆

ここまで陣痛シリーズを書いてきましたが、いよいよ最終回「いかに陣痛を乗り越えるか」編です。

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とにかく深呼吸するべし!

陣痛中の呼吸で大切なのは、「しっかり息を吐く」ことです。

痛いと呼吸が浅く速くなってしまい、過呼吸になってしまうことがあります。

足の小指をぶつけたとき「イタッ!」って息が止まりませんか?人間は痛みがあると体に力が入り、息をグッと詰めてしまいます。

でも、子宮は筋肉でできているので「息を吐いてリラックスすればするほど、子宮口が開きやすくなる=お産が進みやすくなる」んです!

難しい呼吸法はいりません。とにかく、深く深くゆっくりと呼吸してください。

息をぜーんぶ吐ければ、自然に吸う息は入ってきます吐く息に集中して、大きく深呼吸繰り返しましょう

ちなみにですが、陣痛が来ていない合間も深呼吸していると非常ーーーーに疲れてしまいますので(笑)、陣痛の波が引いたら普段の呼吸に戻してOKです☆

意識をそらす!

痛みにだけ集中していると、とにかく痛いことにばかり意識が向いてしまいます

陣痛が来ている間、あえて別なところに意識を持っていくこともおすすめです。好きな音楽をかけて聞いてもいいですし、カーテンや壁のシミをじーっと見るでもいいです

先ほど書いた深呼吸をしっかりすることに集中するのも良いでしょう。痛い痛い、と思っていると痛みにばかり意識が向いてしまいより痛く感じてしまうので、意識をそらすようにしましょう。

体勢を整えるべし!

痛みがあると横になりたくなるのですが寝ていると痛みを強く感じることもあります

座ったり立っている姿勢だと重力の力も加わってお産も進みやすくなります

あぐらをかいて座ったり立ってみたり四つん這いの姿勢を取ってみるのもおすすめです。ほかにもお産を進みやすくするような、「アクティブチェア」という椅子を置いている産院も多いので、座ってみるのも良いですね。

水分と食事はしっかりとる!

陣痛がくると汗をかきやすくなりますので、水分はしっかりとるようにしましょう

体を動かしていなくても、子宮は筋肉でできていてその筋肉が収縮するのが陣痛なので、エネルギーはたくさん消費しています

手軽にとれる軽食ゼリー飲料カロリーの入った飲み物用意してこまめにとりましょう

痛みで吐き気が出てくる方もいます。吐き気があるときには無理に飲み食いする必要はありませんが、水分は少しずつ摂れるといいですね。

また高血圧や糖尿病などの合併などがあるときには陣痛中の食事に制限がつくことがありますので、主治医の先生に聞いてみてください♪

休めるときは休むべし!

お産はとにかくエネルギーをたくさん消費します。陣痛の合間には、目をつむってゆっくり休みましょう。短い時間でも少しうとうとするだけで体力が温存できます。陣痛の合間には、ゆっくり休むことを心がけて

陣痛タイマーは、そこまで細かく記録していなくても大丈夫です。陣痛の記録に気を取られすぎるとお産がなかなか進まない…なんてこともあります。

モニターをつけている間や、スタッフが横で陣痛の間隔を計測しているときは何分おきに陣痛が来ているかスタッフもわかるので大丈夫☆

記録に気を取られすぎず、休めるときは休みましょう。

赤ちゃんも頑張っている!と考える

お産のとき、子宮がギューッと収縮する(=陣痛がくる)たびに、赤ちゃんは全身を締め付けられます。赤ちゃん自身も、頭の一番小さいところを先頭にして生まれてこられるよう回りながら出てきてくれます。

お母さんは痛いのはもちろんですが赤ちゃんも苦しい中で一生懸命頑張ってくれています

ふたりで共同作業をして頑張っている!と、おなかの赤ちゃんにも時々思いを馳せてみてくださいね。

助産師たま
助産師たま

ここまで、陣痛の乗り越え方をお伝えしました。

無痛分娩や和痛分娩でも、ある程度お産が進むまでは陣痛を経験することになりますし、無痛をしたけど痛み止めが効かなかった…なんてこともあったりします。

終わらないお産はありません。必ず終わりが来ますので、とにかく深呼吸をして、食べて飲んで、休めるときには休んで、お産を乗り越えましょう!!

今日もすべてのママと赤ちゃんが穏やかに幸せに過ごせますように。

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