なぜ助産師になりたいと思ったか

助産師たま
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助産師たま

皆さんこんにちは、助産師たまです☆

私が助産師を目指し始めたのは、知り合いの開業助産師さんに憧れたことがきっかけでした。

温厚でいつもニコニコしている父と、礼儀や学業に厳しい母のもとに長女として生まれ、5歳の時に弟が誕生。

中学生になるとそれなりの思春期、反抗期を迎え…

とにかく母が厳しく、「勉強しなさい」「門限17時!(過ぎたらチェーンかかってました。泣いて謝ったらすぐに入れてもらえましたが。笑)」などなど…

今となってはきちんと育ててもらって、やりたいと言った習い事もすべてさせてくれたし、行きたい学校にも行かせてもらって感謝しかないのですが、当時はそうは思えなかったのです。

なんでうちだけこんな厳しいんだろう…うざい…って思ってました(お母さんごめんね)

そんな私を見て、母の知り合いの助産師さんが、命が誕生する奇跡お母さんの体に起こる変化どのお母さんも命がけで赤ちゃんを生んでいることをお話してくれたんですね。

そこから母に対する反抗心は少しずつ薄れていったわけです。少しずつ、でしたけど。笑

そのお話を聞いた時に、命が誕生する瞬間に立ち会える仕事ってすごすぎる…家族じゃない立場から、「あなたが生まれた時、あなたのお母さんは、あなたのお父さんは、おじいちゃんおばあちゃんは、こうだったんだよ。」って言えるってすごいことじゃないか?と思ったのがきっかけでした。

いじめとか、自ら命を経ってしまう方の増加とか、望まない妊娠による虐待とか、全部大切な「いのち」の話で、助産師として生命の誕生に関わることで、もしかしたらこんな自分でも誰かを救えるかもしれない…そういう仕事がしたい!と思ったことがきっかけです。

あとは弟と年齢が離れているのもあって、弟が生まれた日のことや小さかった弟の面倒を見ていた時のことをとってもよく覚えていたんですよね。

弟の友達が集まったときなんか、小さい子どもに囲まれて幸せでした。

子どもに関われる仕事がしたかったというのもあります。

もうひとつの大きな理由は、あまり人と同じことをしたくないタイプだったんですよね。笑

看護師は日本全国に114万人(2018年度)に対して、助産師3万5000人(2018年度)。圧倒的に少ないんですよね。これもいろいろ問題があって、そもそも看護学校は専門から大学まで多数あるのに、助産師養成学校は本当に少ない。

そんな中で助産師になれたら、かっこいいかも。というのも目指し始めたきっかけでした。(前半の動機に比べてやや不純な動機ですいません。)

助産師を目指し始めたのが中学2年

そこから高校を卒業し、大学4年間看護師保健師の資格を取得。

当時大学では保健師課程も必須でした。今は選択制で希望者のみが取れるようになっているようです。

さらにそこから大学院に進学し、助産師の資格を取得しました。

目指し始めてから助産師として働き出すまで、10年かかりました。

長年憧れていただけに理想が高く、現場に出たときの葛藤やこんなはずじゃなかった…と思うこともたくさんありましたが(それは今もある)、それはまたの機会に。

お産の多い個人病院と周産期センターのある総合病院で働いてみて、私が思うことはただひとつ。

すべての女性が、ママが、赤ちゃんが、幸せでいてほしい

これに尽きます。

色々なお産に立ち会わせてもらいました。

幸せなお産ばかりではないという現実にも向き合う中で、改めて、生命が誕生することの奇跡を実感しました。

泣く泣く赤ちゃんを諦めた人ある日妊婦健診に来たらお腹の中の赤ちゃんが亡くなっていた人望まない妊娠で赤ちゃんを手放す決意をした人、なかなか授からず長年不妊治療をしている人子宮の病気で子宮を摘出する選択をした人

本当にたくさんの人に関わらせてもらい、一緒にたくさん考え悩み時に患者さんと一緒になって泣きながら、働いてきました。

自分がこれから助産師としてやりたいことってなんだろうと考えたときに、こうやってブログで自分の持っている知識を書き留めておくことで救われる人がいるかもしれない誰かの目に留まり、少しでも支えになれるかもしれない

そんな思いで始めたのがこのブログでした。

ちょっと話がそれてしまったので、今度はこれからどんな助産師になりたいか書いてみようかな。

今日もすべてのママと赤ちゃんが穏やかに幸せに過ごせますように。

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