乳頭マッサージの方法

妊娠後期に入ってからの母乳育児の準備で乳頭マッサージを勧められることも多いです。 また産後も乳頭をマッサージするタイミングが意外とあるものです(母乳育児を軌道に乗せるコツの記事を参照)。

母乳育児を軌道に乗せるコツ-産後当日編- | 助産師たま (josan-tama.com)

助産師たま
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今回は乳頭マッサージの方法について書いていきます

乳頭を刺激すると「オキシトシン」というホルモンが出るのですが、このホルモンはお腹を張らせるホルモンで、陣痛が来ているときに出るホルモンです。

分娩誘発の時にも使用する薬剤としても使われるホルモンでもありますので、切迫早産や前置胎盤などで安静などの指示をされている方は妊娠中は行わないようにしましょう!!

おなかが張ってしまいますのでね…

体質によるところも大いにありますので一概には言えませんが、私も安静入院の妊婦だった上に30週という早い週数で早産になったのでおっぱいの準備はできませんでした。

でも産後すぐからケアを開始して、ここまで生後約3か月、ミルクは使用せず完全母乳で息子を育てています。

母乳育児がしたかったのに切迫早産になって準備不足になってしまう、と焦る必要はありません。

切迫の皆さんはまずは安静にしてできるだけ週数を稼いでからお産になることが赤ちゃんにとって一番良いので、母乳のことは産後から考えていきましょう♪

助産師たま
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複数の方法がありますが、私がよく指導している方法を紹介します♪

では乳頭マッサージの方法です。

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手を洗い清潔にする

まずは手を洗い清潔にしましょう。乳頭に傷などができているとばい菌が入ってしまう原因になりますので、乳頭に触る前は手を綺麗にしてからはじめましょう。

親指と人差し指でCの字を作るようにして手をセット

セットする場所は、乳輪と皮膚の境目です。赤ちゃんは乳首を吸うのではなく、乳房にある乳腺をしごくようにしておっぱいを吸うので、授乳の際には乳輪と皮膚の境目のあたりに赤ちゃんの唇がきます。

赤ちゃんの唇がくるところに親指と人差し指を当てるようにしましょう。

親指と人差し指で乳輪を挟むようにリズムよく刺激

正しい場所に手をセットしたら、赤ちゃんが吸うようなリズムで親指と人差し指で乳輪を挟むようにキュッキュッとリズムよく刺激していきましょう。手をセットする位置を変えていろいろな角度から刺激するとより効果的です。

はじめは乳頭が硬くて痛みを伴うこともありますので、痛くない強さからはじめましょう。

乳頭が硬いと赤ちゃんも吸いにくく、またママも授乳の時に痛みを感じやすいので、できるだけやわらかくしておくことが大切です。

片方10分程度行う(3時間ごと)

時間は明確な決まりがあるわけではありませんが、だいたい片方10分程度行うと良いでしょう。

マッサージは3時間ごと1日8回行うことで効果がよりでることがわかっています。

慣れてきたら右手で右乳房、左手で左乳房を同時に刺激してもOKです。

まだ正期産に入っていない妊婦さんでおなかの張りが強くなる場合にはすぐに中止しましょう。

言い換えれば、正期産に入っていてお産まだかな?と待っている方はどんどん刺激しましょう!

母乳育児の準備だけでなく陣痛の促進にもなり一石二鳥です☆

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