皆さんこんにちは、助産師たまです☆
今日は新生児の泣きと睡眠についてです。
「飲めば寝る」と言われる新生児、本当に寝るんでしょうか?
結論から言うと、「その子の個性による」と私は思っています。
そもそも赤ちゃんはなんで泣くのか?
赤ちゃんの感情の発達は、新生児の時期は「興奮」のみから始まり「快」「不快」に分化していきます。つまり新生児~3か月頃の乳児期にかけては興奮→快、不快に分化をする段階ということになります。さらに快よりは不快の感情の方が発達が早いと言われています。
つまり新生児~乳児は不快で泣くんですね。
空腹、おむつが汚れた、服のしわが嫌だ、眠いのに眠れない、暑い、寒い、おなかが張って苦しい、抱っこしてほしいなどの欲求がすべて「不快」という感覚として捉えられ、泣くという行動につながります。
(特に理由はないけど泣いている、何かが嫌で泣き出したけどその理由は忘れちゃった!という場合もあります。かわいい。)
赤ちゃんの睡眠の特徴
生まれたばかりのころの赤ちゃんの睡眠時間は約20時間と言われています。(文献によっては16~17時間と書いてあるものもあります。)
生後すぐは昼夜の区別はなく、1度に眠る時間は3~4時間程度です。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。
レム睡眠:脳は起きていて、身体が動くときもある。
ノンレム睡眠:脳も身体も休んでいる。
大人はレム睡眠とノンレム睡眠を1時間半ごとに繰り返しますが、赤ちゃんはその繰り返しの頻度が高いです。レム睡眠の時にはモゾモゾしたり、身体をうーんと伸ばしたり、薄目を開けてちらりと周りを見たりするときもあります。
以上が赤ちゃんの睡眠と泣きの特徴です。
泣きの強さ、泣きたくなる原因に対する敏感さ、連続して眠る眠らない、すべてがそのベビーの個性のよるところが強いので、一概に「新生児は飲めば寝る」は全員には当てはまらないと思います。
いくら飲んでも泣きやまなかったり、飲んでもなかなか寝ない赤ちゃんからできるだけ目を離さず安全を守りながら育てるのは大変なことです。
1度に飲める量も少ないので1日に何回も授乳する必要があることも相まってこの時期はなかなかまとまって睡眠をとることが難しいですよね。細切れな睡眠だとなかなか脳も身体も休まらないので、時々家族に任せてしっかり睡眠をとったり好きなことをする時間を作って「休む」ことを意識してやってみるといいかもしれません。
子育て中の皆様、今日も頑張りましょう!!(私もまだ2~3時間の細切れ睡眠です。苦笑)
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