皆さんこんにちは、助産師たまです☆
今日は赤ちゃんの沐浴のお話です。
最近では赤ちゃんをベビーバスに入れず泡で洗ってシャワーで流す「泡沐浴」や「アウトバス法」という方法の方が赤ちゃんの肌にとってよく、アレルギー予防にもなるといわれているのをご存じですか?
今日は泡沐浴、アウトバス法についてまとめていきます。
沐浴はもう古い?!
実は赤ちゃんの肌トラブルの原因が、今まで行われてきたベビーバスに入れて洗う沐浴が原因というケースがあります。
ベビーバスにお湯を張り、顔はガーゼで拭くだけ、髪や体もその中で洗う、、、片手でお湯に落ちないように支えながら隅々まで綺麗に洗ってあげるのって、実はとっても難しいんですよね。
汚れを十分に落とせなかったり体に泡が残ったままになることが肌トラブルを引き起こすのではないかということがわかってきています。
その肌トラブルからアレルゲンが侵入することで、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を引き起こすという研究まで進んでいるのです。
でも、従来の方法で沐浴指導をしている病院もまだ多いです。ベビーバスを使用しても、これからまとめていくポイントに気を付けてあげると肌への負担は少なく済みますので参考にしてみてくださいね。
どうやって洗うのがいいの?
顔にも泡をつけて、シャワーで綺麗に洗い流そう
お顔にもたっぷりの泡をつけて、泡で洗うようにして皮膚は擦らないようにしましょう。頭のてっぺんからシャワーをかけて顔の泡を流水で流すようにします。赤ちゃんはちゃんと目を瞑るので問題ないです◎
もし最初からシャワーをかけるのが怖い場合は、使い捨ての柔らかいガーゼをお湯でひたひたに濡らして流し拭きしてあげてもよいです。このときも、ガーゼで皮膚を擦るのは避けましょう。
よく授乳の時などに使用するガーゼは目が粗く擦ると皮膚を傷つける原因になってしまうので、使い捨てで柔らかいガーゼがオススメです。
↓我が家では朝のお顔を拭いて保湿をするときにもこのガーゼを重宝しています。
頭は専用のシャンプーで
赤ちゃんは大人よりも新陳代謝が活発で汗もかきやすいです。特に頭皮は皮脂の分泌が盛んなので頭専用のシャンプーを使用することが望ましいです。
こちらもたっぷりの泡で優しく洗い、シャワーで流してあげましょう。
体もたっぷりの泡で
体を洗う時はボディ用のソープで。
こちらもたっぷりの泡で優しく洗い、シャワーでしっかり流しましょう。
お湯に浸からなくて寒くないの?
お湯に浸からないので体が冷えることが心配な方もいると思います。
実際に私の勤務先で、生後1日目の新生児150人に対して、アウトバス法の前と後で体温を計測し体温低下がないかを調査したことがあります。
結果は、体温が下がったベビーは0人でした!
お風呂場はしっかり温めておくこと、上がった後のお部屋を暖かくしておくことで赤ちゃんが寒い思いをするのを防ぐことができます。
浴室は浴室暖房があれば使用するほか、温かいシャワーで温めたり、大人のお風呂が終わって浴室が温まった後で洗ってあげるのもおすすめです。
直接床に寝かせると痛いので、お風呂マットを使用しましょう!
(こちらのお風呂マットは軽くてひんやりせず、使いやすいのでオススです!実際に私も使っています♪)
ベビーバス買っちゃったよ、という方へ
ベビーバスで沐浴するのが悪いというわけではありません。お湯に浸かっている赤ちゃんの可愛い表情も見られますもんね♪
もしベビーバスで入れる場合も、お顔は泡で洗うこと、そして最後はシャワーの綺麗な流水で全身を流して泡をしっかり落としてあげることをオススメします!
片手で支えながらお湯の中で赤ちゃんを綺麗に洗うのは難しいので、しっかり洗えていないと感じるところは最後に上がる前に泡をつけて綺麗にしてあげましょう!
最後はしっかり保湿を!
赤ちゃんの皮膚は弱くてカサカサしやすいのですが、特にお風呂から上がった後10分で急速に乾燥が進むといわれています。お風呂上がりにはすぐに全身を保湿するようにしましょう♪
顔、片腕、おなか、おしり、片足にそれぞれ500円玉大の保湿剤をたっぷり塗りましょう。量が少ないと摩擦が起きて肌に負担になりますので注意です。
お肌がテカテカになるくらい、保湿剤をたっぷり塗ってあげてくださいね♪
おすすめはアロベビーです!
今回は泡沐浴、アウトバス法のご紹介でした。
詳しいやり方はYouTubeでアウトバス法と検索すると動画で見られますので参考にしてみてください☆
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