皆さんこんにちは、助産師たまです☆
お産を頑張って、いざ赤ちゃんと同室!思ったより爪がすごく伸びていてお顔が傷だらけ…なんてビックリされるママがたくさんいます。
今日は赤ちゃんがお顔を引っ掻いてしまう理由と、その予防についてのお話です。
なんでお顔を引っ掻いてしまうの?
生まれてすぐの赤ちゃんは、無意識に手を動かしていることがほとんど。
生まれてすぐは、自分の意思で自由に手を動かせません。
生後3〜4ヶ月くらいから、徐々に自分の手を見つけて(ハンドリガードといいます)、脳と身体の動きの協調が取れてきて、自分が動かしたいように手を動かすことができるようになってきます。
生まれてすぐからお顔を引っ掻いてしまうのは、たまたまお顔にお手手が当たってしまってできる傷なんです。
そして赤ちゃんの爪は薄くて端っこが尖っていたりささくれて鋭くなっていることが多いので、より皮膚に傷がつきやすいです。
ミトン(手袋)をつけた方がいい?
引っ掻き傷防止にミトン(手袋)も売られています。
このミトン、メリットもデメリットもあるんです。
メリット
1番大きいのは、引っ掻き傷の防止になる点だと思います。
デメリット
赤ちゃんは自分の手を見つめたりお口に入れて確認することで自分の手を認識していきます。
手を見る目の動き、手を舐める唇や舌の動き、舐められた手の感触などを、脳の様々な場所で一生懸命統合しています。
ミトンをいつもつけていると、このハンドリガードを妨げてしまう原因になってしまう場合があります。
また、ミトンをつけて目を離した際にミトンで鼻と口が塞がれて窒息してしまう危険もあります。
赤ちゃんは傷の治りも早いので、浅い傷であれば2〜3日で綺麗に治ります。
手の発達の妨げや窒息などの危険を考えると、いつもミトンをつけておくことはあまり勧められないといえます。
爪はいつも短く切っておくことで、お顔の傷を予防してあげましょう。
新生児はモロー反射で突然動いたりしますし、爪を切るのは最初怖いなと感じる方もいると思います。
旦那もハサミ型の爪切りで赤ちゃんの指を切って、出血してしまいました。汗
電動の爪やすりがおすすめです♪
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