皆さんこんにちは、助産師たまです☆
今日は新生児からの赤ちゃんの必要な母乳、ミルクの量についてのお話です。
生まれた時の胃の大きさ、知ってる?
生まれてすぐの赤ちゃん。どうして頻繁に泣いて、頻繁に授乳になるのでしょうか?
実は、赤ちゃんの胃の大きさが関係しています。
生後1〜2日目の赤ちゃんの胃の大きさは、なんとさくらんぼ1粒くらいの大きさ。
かなり小さいですよね。一度にたくさん量が入らないので、回数で稼いでいるため頻繁な授乳になります。
その後、生後3〜4日でくるみ大、生後1週間でアプリコット大、その後は卵くらいの大きさになっていきます。
どれくらい飲めていればいいの?
生後すぐは胃も小さく、おっぱいもこれから出るという状態でにじむ程度の方がほとんど。生後は生理的体重減少といって体重が減りますが、水分が抜けて減っているので減少率が生まれた体重から10%を超えなければ心配ありません。
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その後は体重がぐんぐん伸びていく時期に入りますが、一回にどれくらい飲んでいればいいのかなと不安になる方も多いです。
退院後の赤ちゃんにとって必要な量を計算する式があります。
120〜150ml×赤ちゃんの体重(kg)=1日必要量
つまり、4キロの赤ちゃんの場合
120〜150ml×4.0キロ=480ml〜600ml
1日に8回授乳するならこれを8で割って
480〜600ml÷8回=60〜75mlが1回量の目安になります。
1回にたくさん飲めなくても、1日のトータル量に達していれば心配ないので1回量が少なくて回数が多くなっても大丈夫☆
ある時は20ml、ある時は80mlだと消化するのに使うエネルギーに差がありすぎて疲れてしまうので、一度の量は10〜20ml程度の差にしておく方が赤ちゃんにとって負担が少なく済みます。
大きすぎる哺乳瓶はよくない?
以前、Instagramのママアカウントさんが大きすぎる哺乳瓶は空気を飲むし買わない方が良いよ!と書いているのを見かけました。
これに関しては医学的な根拠はありません。ゆくゆくは飲む量が増えるので、初めから大きな瓶を使っても問題ないです。
実際に息子が入院していたNICUでは、2000g台の息子に200mlの瓶を使用していました。また私の勤務先でも、新生児に対して160mlの瓶を使用しています。
大きすぎて使いにくいと思われる方は小さいサイズ購入されると良いと思いますが、一回量が増えて買い替える必要が生じるのも勿体無いのではじめから大きめなサイズの使用でも大丈夫ですよ☆
今日は必要量の計算についてのお話でした。
一回の量がどれくらいならいいのかな?とご不安な方に届きますように!
↓助産師たまの使っている哺乳瓶です♪
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