帝王切開の傷、何に気を付ける?

帝王切開
助産師たま
助産師たま

皆さんこんにちは、助産師たまです☆

今日は帝王切開のキズについてまとめていきます。

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病院に行くべきキズの状態

帝王切開後、退院してから病院に行くべきキズの状態は

・キズから出血している

・キズが一部開いている

・キズから膿が出ている

こういった場合には出産した病院にご相談ください。

キズが開いているとばい菌が入って感染につながる場合があります(めったにありませんが…)

また出血が出ているときにはキズが小さく開いてしまっている場合のほか、表面についていたかさぶたが剥がれて少量出血しただけの時もあります。

が出ているときにはすでにキズにばい菌がついてしまって感染を起こしている場合がありますので、キズを洗浄したり抗生剤を投与になる場合があります。

よく聞くケロイドって?

肥厚性瘢痕・ケロイドについて|ニチバン (atofine.jp)より画像引用

「キズがケロイドになるとつらいよ!」って聞いたことありませんか?

そもそもケロイドとは、キズが治る過程で炎症が続くせいで、炎症細胞が蓄積して血管が増え、繊維組織が蓄積することをいいます。

帝王切開後にキズが赤く盛り上がってくるとケロイドと呼ばれますが、実は治療で効果がある「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」である場合が多いです。

キズの部分が赤く盛り上がってひきつれたような感じになり、痛みかゆみを伴います。

ステロイドのお薬を使用したり場合によって内服のお薬を使うことで症状が改善するケースも多くあります。

この赤みや盛り上がりが、帝王切開のキズをこえて普通の皮膚にまで広がったものを「ケロイド」と言いますが、実は専門家でも判断は難しいと言われています。

※患者さんに説明するときには、わかりやすく肥厚性瘢痕についてもケロイドと呼ぶことがあります。

ケロイド予防のためにできることはあるの?

ケロイドは傷が引っ張られる力がかかるとできやすいと言われています。

またキズが圧迫されたり、衣服などで擦れたりすることでもできやすくなってしまいます。

キズに圧をかかりにくくするとともに衣服などの摩擦から守るためにはケロイド予防のテープを貼ることが推奨されています。

皮膚の再生の観点から、テープは最低でも3か月、可能なら6か月程度貼っておくとケロイドになりにくいと言われています。

↓おすすめはアトファインです。

またショーツやストッキングのゴムがキズに当たるのはできるだけ避け、ウエストのゆったりしたものを選ぶと良いですね。

(私自身は、もうキズは痛くないものの下着のゴムで圧迫されるのが怖いので、産後4か月経った今もマタニティ用のへそ上まであるショーツを履いています。(笑))

肥厚性瘢痕になるとかゆみが出やすく、見た目にも気になってしまいますので早期からできる対策をしていきましょう♪

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