皆さんこんにちは、助産師たまです☆
今日は赤ちゃんの吐き戻しについてのおはなしです。
赤ちゃんは吐きやすい?
そもそも赤ちゃんは、胃がとっくりのような縦長の形をしています。形状からして、お腹のものが逆流しやすい形になっているんですね。
さらに胃の入り口の筋肉もまだ弱いので、少し体が動いただけで胃の中のものが逆流してきてしまいます。
また生まれてすぐの頃は満腹中枢も未熟で、口に入ったものを反射で吸って飲み取るので胃の容量以上に飲んでしまうのでより吐きやすいです。
溢乳(いつにゅう)は心配なし!
先ほど書いたように赤ちゃんは吐き戻しやすい胃の形や筋肉の未熟さがあり、飲み過ぎた分を吐くことを溢乳といいます。
溢れるという字なので少量のイメージを持たれやすいですが、我が息子は20ml程度どばーっと溢乳することもありました。
噴水のように勢いよく吐く時は受診を!
授乳の後に毎回噴水が噴き出すように大量に吐くことが続き体重も増えないもしくは減ってしまっている時、幽門狭窄症という病気の可能性があります。
これは胃の出口である幽門という筋肉が大きくなってしまうために腸に向かって母乳やミルクが流れることができないために起こります。
超音波検査(エコーのことです)で診断がつき、内服治療から始めて経過観察し改善がなければ手術をする場合もあれば、はじめから手術になる場合もあります。
吐き戻し対策は?
ここまで書いたように赤ちゃんは大人より吐きやすいんですね。吐き戻しのしやすい、しにくいは個性もありますが吐き戻しが多いと心配になってしまいますよね。
ここからは吐き戻しの対策についてまとめていきます。
ゲップをしっかりさせよう
ゲップをしっかり出すことで吐き戻ししにくくなります。
我が子は全て飲んで最後にゲップだと大量に溢乳するので、片方のおっぱいが終わった後にゲップをさせてからもう片方に行ったりしてこまめにゲップさせていました。
哺乳瓶であげるときにも、途中で何度かゲップを挟んであげると良いですよ!
1回に飲む量を少なめにして回数を増やそう
赤ちゃんの満腹中枢が発達してくるのは生後3ヶ月頃といわれています。
それまでは、あげただけ飲めてしまい飲みすぎて胃の容量以上になることで吐きやすくなります。
一度にあげる量を減らしてあげる代わりに授乳と授乳の間隔を短めにして、回数で稼ぐ方法もあります。
お腹にガスが溜まっていないかチェック!
泣いたりしていない時にお腹を触ってみましょう。ふわふわに柔らかければ良いのですが、パンと張っている時にはガスが溜まっていることがあります。
特に母乳は消化の段階でガスが発生しやすいとも言われていますので、ガスがパンパンに溜まっているときには綿棒浣腸してあげると溜まっているガスが出てお腹が楽になります。
哺乳後、縦抱きにする
横に寝かせると胃の中の母乳やミルクが逆流しやすいので、縦抱きにする時間を少し長めにとることで、逆流を防ぐことができます。
息子は胃食道逆流の疑いもあったので、授乳後30分は縦抱きにと先生から指示があり、退院後もしばらくやっていました。
息子はとにかく吐き戻しが多く、授乳のたびに毎回どばーーっと吐いて1日何回着替えて洗濯しているのだろう…とやや憂鬱な気持ちになることもありました。
途中からはガーゼで受け止めきれないのでフェイスタオルを当てて対応していたほどです。
吐く量が多くてもおしっこうんちがよく出ていて体重が増加していれば問題ないこともほとんどですが、あまりにも吐き戻されるので一時期は授乳や吐き戻されることがストレスに感じたことも。
現在5ヶ月(修正月例3ヶ月)、だんだんと吐き戻しは減ってきたような、減ったと思うとまた増えたりしていますが…苦笑
首元ガーゼ、タオルをたくさん装備することで服が汚れるのを避ける技も身につき、洗濯回数も少しずつ減ってきました。
吐き戻しがあっても生後3ヶ月〜、長くても1歳までには落ち着くことほとんど言われています。
量や回数多くて心配な時は小児科を受診しつつ、成長と共に吐き戻しが減るまではなんとかお付き合いしていく形になると思います。
たびたびの洗濯で手荒れもすごいですが、皆さん今日も一緒に頑張りましょう!
洗濯機は電気代や水道代が高いので、手洗いすることも多いと思います。。
↓旦那さんに洗濯板をプレゼントして是非、積極的に洗濯してもらいましょう♪
コメント