皆さんこんにちは、助産師たまです☆
産後、赤ちゃんを連れて避難所に逃げることになったら…。
災害はいつ来るかわかりませんので、常に備えておくことが大切です。
出産した後、防災グッズも赤ちゃん仕様に変更されていますか?
今日は防災グッズの見直しについてです。
赤ちゃんの防災グッズ・必要な物
まずは赤ちゃん(0〜1歳児)がいる場合の防災グッズ、必要な物をリストアップしていきます。
① 水のペットボトル
→赤ちゃんでも心配なく飲ませられる、ミネラル分の少ない軟水のミネラルウォーターか、赤ちゃん専用として販売されているものがオススメです。
② お尻拭き
③ 紙オムツ
→支援物資が届くまで時間がかかることもありますので、1週間程度のおむつは備えてあると安心と言われています。
意外と早くサイズアウトしていく子もいますので、その時々にあったサイズのものかこまめに確認することをオススメします。
④ オムツを捨てる袋
⑤ 母子手帳
⑥ 保険証
→怪我や体調不良があり受診するときに必要になりますので忘れないように注意。
⑦ ウェットティッシュや清浄綿
→避難所では何かと汚れることも多く、重宝します。
液体ミルクの缶が汚れている時などにも使用できます。
⑧ 使い捨てカイロ
→寒い時に使用+液体ミルクを温める時にも使えます。缶の外側からカイロを当てることで温めることができます。寒い時期だと缶も冷えてしまうことがありますので、使い捨てカイロがあれば少し温かく飲ませてあげることができます。
⑨ バスタオルやおくるみ
→おむつ交換する際に敷いたり、寒い時に掛け物にしたり、授乳時にケープとして使用することもできます。
⑩ (折りたたみ式ベビーベッド)
→折り畳んで運べるベビーベッドもあります。必須ではないですがカバーもついていて埃や虫、直射日光からも赤ちゃんを守ってくれます。
実家帰省時や旅行用として準備されるようであれば、もしも災害で避難が必要になった時にも持参すると安心です。
⑪ (お薬手帳)
→赤ちゃんが病院でもらったお薬を飲んでいる場合は、お薬手帳を持参しましょう。
薬の名前は覚えていても、日ごろから用法用量まで正確に覚えることは大変です。
お薬手帳を持参すれば、避難所の薬剤師が迅速に薬の情報を把握して、医師へ処方提案を行い、同様の薬をもらうことができます。
(↓低月齢でミルクを使用している場合)
❶ 液体ミルク
→水やお湯が手に入らなくてもそのまま飲ませることができる液体ミルク。避難所という慣れない環境で液体ミルクを初めて使うのはドキドキしてしまいますので、普段からたまに練習しておくのもオススメです。
❷ 液体ミルク用アタッチメント
→哺乳瓶を使用しても洗えなかったり消毒できないことも。アタッチメントをつけてそのまま飲ませられると楽ですよ♪
↓の液体ミルクのセットを購入するとついてきます。
❸ 哺乳瓶(使い捨て哺乳瓶)
→先ほども書いたように、洗浄や消毒はなかなかできないこともあり衛生面が気になると思います。
液体ミルクはアタッチメントがあれば瓶に移す必要はないのですが、慣れていなくて赤ちゃんが嫌がることもあり、いつもの瓶であげたいな…と思う場合もあります。
また使い捨ての哺乳瓶が販売されていますので、水道が復旧してお水が使えるまでは使い捨ての哺乳瓶を使用するのも手です。
❹ 哺乳瓶インナーバッグ
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→哺乳瓶が洗えなくても、インナーバッグをつけて飲ませれば、瓶本体は汚れずに済みます。お出かけ時にもオススメです。
❺ 紙コップ
→瓶が汚れてしまったりして使えない場合やライフライン復旧まで時間がかかり使用できる哺乳瓶がもうない!という時には、紙コップに移して飲ませましょう。
カップフィーディングという飲ませ方です。
お膝に赤ちゃんを座らせて首を支え、大人と同じようにコップ飲みをさせます。実は赤ちゃんたち、新生児からカップで飲むことができるんです。
これができると哺乳瓶いらず(ただし、飲む量が多い場合少し時間はかかりますが)なので、普段から時々練習しておくと良いと思います。
(↓離乳食が始まっている場合)
1⃣ 使い捨てエプロン
→洗えない可能性もあるので使い捨てエプロンを活用しましょう。
2⃣ スプーン、フォークなど食器
→使い捨てのスプーンやフォークなど食器類も用意しておくと安心です。レトルトの離乳食の中にはスプーン付属のものもありますが、付いていないこともあるのでいくつか持っていると良いですね。
3⃣ レトルトの離乳食
→パウチに入った、温め不要の離乳食が重宝します。
普段から時折食べさせてみて、食べやすそうなものや好きなものなどを確認しておくと良いでしょう。
4⃣ 歯磨きシート
→お水が出なくて歯磨きできない場合がありますので、歯磨きシートも入れておきましょう。
食品に関しては、ローリングストック法がオススメです。
これは防災グッズの中に入っている食品類を普段から食べて、食べたものから補充するというやり方です。
たまにしかグッズを整理しないと、意外とどれも期限切れだったりするんですよね…。
お子さんに食べさせる練習も兼ねて、ローリングストック法で防災グッズを管理しておきましょう。
授乳に関してですが、普段から母乳のみの場合は災害の時であっても母乳が良いとされており、災害時だからといって必ずしもミルクを使用しなければならないわけではありません。
しかしママが思うように食事や水分をとれなかったり、被災したショックやストレス、落ち着いて授乳できない環境から母乳分泌が少なくなってしまう方が多くいらっしゃるのも事実です。
避難所には、安心して授乳できるスペースを作るということがもっともっと広まってほしいところです。
普段のおでかけもそうですが、赤ちゃんが1人いるだけで荷物はとっても増えますよね。
避難所に行くような災害が起きないことを祈るばかりですが、地震や異常気象も多いので備えあれば憂いなし!
日頃からしっかり防災グッズの見直しをしておきましょう。
妊婦さん、産後のお母さんのお悩み聞きます あなたに一番に寄り添う助産師になります
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