母乳育児を軌道に乗せるコツ-産後当日編-

今回は母乳育児について書いていきます。

産後当日にやることで一番大切なことは「できるだけ早く乳頭を刺激すること」!!!

なぜできるだけ早く?

助産師たま
助産師たま

産後1時間以内搾乳を開始すると搾乳量を十分に得られることや、産後6時間以内できるだけ早くから搾乳を始める産後24時間頃にはにじむ程度出てくることが今までの研究でわかっています。

これは搾乳だけでなく母子同室していて授乳しているママにも同じことが言えるのですが、ポイントは「できるだけ早く乳頭へ刺激を与えること」です。

同室のママは産後すぐ赤ちゃんと触れ合うタイミングで授乳を。

・赤ちゃんがNICUなどに入って離れているママできるだけ早く搾乳機をかけるか手でマッサージしましょう。

手でのマッサージは自分でもできるのでおすすめです。

親指と人差し指でCの字を作って乳輪と皮膚の境目にあて、親指と人差し指をくっつけて乳輪をキュッとつぶすようにマッサージします。

赤ちゃんが吸っているのをイメージしてリズムよく繰り返します片方10分ずつくらい続けます。産院で搾乳機を借りたりしなくても、寝たまま自分でもできるのでおすすめです。だいたい3時間ごとくらいに刺激があると母乳を出る準備がだんだん整ってきます

赤ちゃんと同室だけど赤ちゃんが起きる気配がまったくなくて吸ってくれない…なんてママも、赤ちゃんが起きるまでこのマッサージを3時間ごとにすると良いです。

早産ママは急にお産になることもしばしば。なかなか産後すぐに母乳のことまで気が回らないことも多いのですが、以前書いたように早産児ほど母乳がいいと言われています。

早産ほど母乳がいい? | 助産師たま (josan-tama.com)

自分では難しいので、バースプランに「できるだけ母乳で育てたい、できるだけ早く乳頭の刺激をしたいので手伝ってほしい」と書いてしまいましょう!

助産師たま
助産師たま

私も緊急で帝王切開でしたが、急すぎて頭はついていけないしおなかは痛いしで乳頭マッサージまでまったく気が回りませんでした。バースプランには書いておいたので、スタッフさんが3時間ごとにマッサージしてくれました。体質もあるとは思いますが、早くに刺激してもらったおかげ2日目の夜くらいからは10cc前後搾乳できるようになりました。

母乳育児をするにあたりいろいろなコツがあるのですが、意外と知る機会がなかったり産院によっては教えてくれないなんてことも。今後は分泌を増やすコツや赤ちゃんと離れているママのための搾乳のコツについての記事もあげていきます☆

妊婦さん、産後のお母さんのお悩み聞きます あなたに一番に寄り添う助産師になります

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました