皆さんこんにちは、助産師たまです☆
なってしまうと辛い乳腺炎。
おっぱいの痛み、関節痛に高熱…産後でふらふらなところにさらに乳腺炎になるととってもつらいものです。
乳腺炎になると、「和食中心で」「脂質の多い食事、甘いものは控えて」と指導されることがあります。
食べたものと乳腺炎、本当に関係があるのでしょうか?
「食べ物と乳腺炎」関係ある?
一昔前は、「食べたものが母乳に影響する」と言われていました。
しかし日本だけでなく世界的にも研究が進んだ結果、現在は「特定の食べ物が乳腺炎の原因にはならない」とされています。
また日本助産師会・日本助産学会の『乳腺炎ケアガイドライン2020』では、特定の食品の制限をしても乳腺炎を予防できる根拠がないため脂肪の多い食品や乳製品の制限は勧めないとしています。
なので医学的な根拠としては「食事と乳腺炎は関連しない」となるのです。
が!
助産師仲間と話していたり実際に乳腺炎対応をしている実感としては「カロリー摂取や油分の多い食事を多く摂ったことをキッカケとして乳腺炎が発症したと考えられる」ケースもあるように感じます。
かといって、過度な食事制限でストレスが溜まるよりは好きなものを時々食べながらストレス発散することが大切だと感じます♪
そもそも乳腺炎ってなんでなるの?
乳腺炎は
☆しっかり赤ちゃんが飲んだり搾乳されないで乳房に溜まること(乳汁のうっ滞)
☆溜まった母乳のところに感染し炎症を起こすこと(感染)
が原因だとされています。
※細菌感染を伴わない乳腺炎もあります。
たとえば
・授乳時間が空きすぎた
・赤ちゃんが浅吸いでしっかり飲めておらず乳房に母乳が残っている
・乳房が長時間圧迫されている(締め付けの強い下着、シートベルトなど)
・ストレスや疲労
などさまざまな原因によって、乳腺炎は起こりやすいと言われています。
母乳は血液から作られるので、バランスよくしっかり食事を摂ることを意識しつつ、時折ご褒美に好きなものも食べながら育児頑張りましょう♪
バランスの良い食事って、赤ちゃんがいると意外と難しいものですよね。
私は冷凍のお弁当や冷凍野菜なども使いながら育児しています
(カップ麺やファストフードに頼ることもありますし、アイスやケーキなど甘いものも食べます!ストレス発散大事。
完全母乳で育てていますが、今のところ何を食べても乳腺炎になったことはありません!しかし助産師の友人はクレープを食べた後に乳腺炎になったと言っていました。)
今日は乳腺炎と食べ物のお話でした☆
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