母乳量を増やしたい!どうしたらいい?

搾乳・授乳
助産師たま
助産師たま

みなさんこんにちは、助産師たまです。

今日は母乳量を増やしたいな~と思った時にどんなことをすると母乳量が増えやすいのかについて書いていきたいと思います。

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母乳量が減る原因

乳首への刺激が十分でない

乳首への刺激が十分でないと、プロラクチンという母乳を作るホルモンが十分に分泌されずおっぱいが作られないことにつながってしまいます。

直接母乳をあげている人の場合

赤ちゃんがうまく吸えていない授乳間隔をあけすぎている

赤ちゃんが有効に乳首を吸えているかどうか見直しましょう。吸っているけど、浅吸いだったりすると「有効な吸い」にはなっていない可能性があります。自分では難しいと思うので母乳外来などで見てもらうことをおすすめします。

陥没乳頭扁平乳頭など乳首の形によっては赤ちゃんのお口が大きくなるまで上手に吸えない場合もあります。赤ちゃんのお口が大きくなるまでは搾乳して哺乳瓶で与える方法や、乳頭保護器を使う方法もあります。(※乳頭保護器を使用すると上手に吸えることも多いのですが、保護器から卒業するのに少し苦労する場合もありますので、勧めていない産院や助産師も多いです。メリットとデメリットを考慮したうえで使用を始めることをおすすめします。またサイズが合ってないと痛みやキズの原因になりますので、保護器のサイズが合っているかもスタッフに確認してもらいましょう。)

また授乳の間隔があきすぎるとプロラクチンはどんどん低下していきますので、間隔があきすぎて出が悪くなった場合には授乳回数を増やしてみましょう

搾乳している人の場合

搾乳の間隔をあけすぎている

搾乳回数が1日5回以下になると、だんだんとおっぱいの出が悪くなると言われています。搾乳回数が1日5回以下の場合には、回数を増やすようにしましょう

水分量が十分でない

育児をしていると、常に時間に追われてしまって十分な水分を取ることが難しいですよね。

一番水分を持っていくのは腸で、その次におっぱいが水分を持っていくと言われていますので水分をたくさんとることが大切です

目安は1日1.5~2.0L。といっても一気に飲むのは難しい量なので、「授乳・搾乳のたびにコップ1杯は飲むようにする」と良いですよ♪

飲むものはお水お茶が良いですが、最近ではお母さんの食べた物や飲んだものは母乳にさほど影響しないとされていますので、時々ジュースやコーヒーなども楽しんでOK!どれも飲みすぎなければ、飲んではいけないということはありません。リフレッシュしながら水分補給しましょう。

ストレスが溜まっている

ストレスの有無は母乳の出にとっても影響するといわれています。

ストレスがあるとオキシトシンというホルモンの分泌が減ってしまうことで、母乳の出にも影響するのです。

24時間休みなし、ホルモンの変化がありイライラしやすく、体も痛い…そんな中でストレスをためずに過ごすことは難しいことではありますが、時々家族に赤ちゃんの世話をお願いして思いっきり睡眠をとったりおいしいものを食べたりしてストレス発散しましょう!

家族に頼るのも難しいという場合には、産後ケアを利用するという手もあります。日帰り型と宿泊型があり、母乳のことや育児のお悩みについても相談に乗ってくれますので活用をおすすめします

インターネットでお住いの地域名と「産後ケア」と検索するとやっている施設が出てきますので検索してみてくださいね☆

体が冷えている

母乳は血液から作られています。体が冷えてしまうと血液の循環が悪くなってしまいます

温かい飲み物をとったり、腹巻レッグウォーマーで冷えをとるよう心がけましょう

湯船にゆっくりと浸かるのもおすすめです。

肩回りをほぐしてあげると上半身・乳房に近いところの循環も良くなりますので、肩をぐるぐる回したりご家族にマッサージしてもらっても良いでしょう。

今日は母乳の量を増やしたいときのコツをお伝えしました。

ゆっくりと休む時間も取りながら、母乳育児していきましょう♪

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