皆さんこんにちは、助産師たまです☆
今日は羊水のはたらきについてまとめていきます。
羊水って?
羊水とは赤ちゃんのおしっこや肺水からできています。妊娠末期には1日200~760mlの羊水を飲んでおしっことして出しています。
赤ちゃんが動いたり、育つために重要な役割を果たしており、羊水が多すぎる羊水過多、少なすぎる羊水過少があると、赤ちゃんに何らかの問題がある場合があります。
羊水過多ってどうしてなるの?
羊水が多すぎることをいいます。
羊水を飲み込んだり、吸収することができない
原因としては以下が考えられます。
中枢神経系異常:神経管欠損
消化器系異常:口唇口蓋裂、消化管閉鎖、臍帯ヘルニア、腹壁破裂、横隔膜ヘルニア
循環器系異常:胎児水腫、胎児心不全
染色体異常:18トリソミー、21トリソミー
尿が作られすぎる
原因としては以下が考えられます。
双胎間輸血症候群、胎児貧血など
お母さん側の要因
原因としては以下が考えられます。
・糖尿病や妊娠糖尿病
・胎盤に腫瘍があったり、胎盤や赤ちゃんを包んでいる羊膜に炎症がある場合
羊水過少ってどうしてなるの?
羊水が少なすぎることをいいます。
赤ちゃん側の要因
原因としては以下が考えられます。
赤ちゃんの尿路障害、染色体異常、胎児発育不全、胎児死亡、双胎間輸血症候群
お母さん側の要因
・妊娠高血圧症候群、高リン脂質抗体症候群、血栓症など胎盤の機能不全を起こしやすい場合。
・胎盤に原因があるケース:破水、胎盤の血栓、胎盤早期剥離など。
多すぎても少なすぎても指摘されて心配になってしまう羊水。
羊水過多や羊水過少を指摘されていても、赤ちゃんに問題なく生まれてくることもあります
エコーが進歩していろいろ見ることができるようになったものの完全にすべてが写せるわけではないので、はっきりとした原因はわからないけれど羊水過多・過少という場合もあります。
エコーに何が写っているのか、専門的な面が強くよくわからないことも多々あると思います。
疑問点は何度でも主治医に確認し、少しでも安心して出産・産後を迎えましょう♪
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