皆さんこんにちは、助産師たまです。
今日は30週(1527g)で生まれてNICUに2ヶ月入院していた息子が、入院中どのようなスケジュールで過ごしていたかを振り返ってみたいと思います!
病院のルール、早産の週数、病状によってスケジュールは様々ですが、NICUのイメージ作りになれば嬉しいです♪
NICUってなに?
新生児集中治療室のことをいいます。
早産児、低出生体重児(2300g未満)、先天性の病気、生まれてから集中治療が必要な赤ちゃんなどが入院します。
赤ちゃん最大3人に対して、看護師が1人が担当することが国で決められています。(3:1)
ちなみにGCUは新生児回復治療室といって、NICUを経て状態が安定している赤ちゃんが入院しています。生まれた後にすぐGCUに入院する赤ちゃんもいます。
面会
このコロナ禍で、NICUも面会制限がかかっているところが多くなっています。
息子がいたNICUは、昼頃から20時まで面会可能。コロナが下火になった際には時間に制限はなく、何時間いてもいいですよ!とされていました。
コロナが増えてきたら、1回15分で1日3回までになったり、1回15分で回数制限はなし になったりしていました。
ごはん
30週で生まれた息子は、まだ「吸う」「飲み込む」という動作が上手にできない週数だったので、はじめはお口から、飲む練習が始まってからは邪魔にならないようお鼻から、胃まで続く細いチューブ(胃管といいます)を入れてもらい、そこから母乳を流してもらっていました。
消化の機能を見ながら、かつ確実に大きくなれるように「1回何ccを1日8回(3時間ごとに)」というふうに医師から毎日細かく指示が出ており、ぴったりの量の搾乳を3時間ごとに流してもらっていました。
修正週数34週頃からはお口から飲む練習を少しずつはじめ、「上手にお口から飲めるようになったので胃管は抜きましょう!」となったのは生後45日目(修正36w4d)でした。
その頃には、2〜3時間おきにしっかりお腹が空いて自分で起きてくることもできたので、「1回何cc、3時間ごと」の決まりはなくなり、「本人が欲しがる時に欲しがる量を。1日トータルで何cc飲めればOK!(自律栄養といいいます)」という指示に変わっていました。
というわけで、最初のうちは、2時、5時、8時、11時、14時、17時、20時、23時 というふうに3時間ごとにごはんの時間になっていました。
自律栄養になってからは、よく欲しがって2時間くらいでいつも起きてきていました。
沐浴
保育器に入っている時は沐浴はできませんが、体を拭くことができました。
先ほど書いたように授乳もまだできず、息子にしてあげられるのは話しかけること、保育器の横の小窓から手を入れてタッチングしてあげること、オムツ交換、体を拭いてあげることだったので面会のたびにスタッフさんと一緒に息子の体を温かいガーゼで拭いてあげていました。
保育器から出た後は沐浴できるようになり、面会時間に夫と一緒にお風呂に入れてあげました。
検査があり面会時間内に予定が詰まっている時には、午前中のうちにスタッフさんが沐浴しておいてくれました。
検査
息子は動脈管という心臓の穴がなかなか閉じず、また早産であることから脳の出血や壊死性腸炎の心配もありましたので、毎日エコーを見てもらっていました。
また早産児は貧血やくる病になりやすいので週に一回採血もしてもらっていたようです
新生児貧血記事参照
これらの検査や処置は、面会時間と重ならないよう面会時間前の午前中にすべてしてくださっていたようです。
面会に行くと「今日のエコーはこうでした〜」などと教えてもらっていました。
息子の1日スケジュール
2時 ごはん
5時 ごはん
8時 ごはん
9時〜昼までの間にエコーや採血などの検査
11時 ごはん
12時前後 父母面会に来る
13時 体拭き(保育器を卒業してからはお風呂)
14時 ごはん
17時 ごはん
20時 ごはん
23時 ごはん
というスケジュールで動いていました。
保育器に入っていた時は、これに加えてスタッフさんが食事の時間ごとに体勢を整えて右に向いたり左に向いたりさせてくれていました。
次回は母のスケジュールについて書いていこうと思います!
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